税理士試験26 理論暗記

税理士試験において、受験生が苦手意識を抱くポイントとして多いのが「理論暗記」ではないでしょうか?

「とにかく膨大な情報量を暗記しなくてはならない」「暗記という作業自体がつまらない」・・・等々、理論暗記に関するネガティブなイメージは容易に取拭い去れるものではないようです。税理士受験生の皆さん、いかがでしょうか?

 

しかしながら、こういった受験生特有の認識というのはあくまで“思い込み”に過ぎない、ということをぜひ心に留めておいて下さい。

以前にもお話ししましたが、税理士試験において重要なのは「正しいことを、簡潔な言葉で表現できること」。これは当然、税理士になった暁には皆さんに求められる素養ですよね?

もちろん理論暗記を完璧にしていれば、取り組みとして断然スムーズになることは間違いないのでしょうが、各税法をしっかりと熟知し、本質の部分を理解できていれば対応できないことはありません。

 

ただし、本試験までの限られた時間の中で、各税法の完璧な理解にまで至ることは、それはそれで難しいことでもあります。

短期間で効率良く学習を進めていかねばならないことを考慮すれば、やはり“それなりに”理論暗記にも取り組まなければならないでしょう。

「自分は暗記が苦手」という税理士受験生の場合、まずは「始めからガチガチに覚えようとしない」ことを心がけるようにすると良いかもしれません。

 

このことも以前にお話ししたとおりですが、暗記の際には第一に「ポイントとなる事項を中心にまんべんなく覚える」ことです。その後、インプットやアウトプットを重ねる中で徐々に知識への「肉付け」をしていけば良いのです。

このやり方も、税理士となって実務を進めるときにきっと役に立つでしょう。

こうすることで、重要な事柄には自然と分厚い「肉」が付き、そうでない箇所については最低限のポイントのみが頭の中に残ることになります。

ただやみくもに覚えるよりも、この方が断然効率が良い勉強法であると言えますよね。

 

税理士試験に限ったことではありませんが、「資格受験において完璧主義は厳禁」です。

“完璧に覚えなくては”と自分自身を追い込むようなやり方ではなく、あくまでインプットとアウトプットの中で育まれる「真の理解」に目を向けてみてください。

こうした思考の転換によって、さらに税理士試験対策に取り組みやすくなるはずです。

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