国家資格にはそれぞれ定められたバッジがあります。
日本語では記章、徽章と呼びます。
例えば弁護士バッジ、通称「ひまわり」が有名ですね。
税理士にもバッジがあります。
日輪の中に桜の花があしらわれたものでかなりシンプル、
したがってデザインとしてはまあ悪くない感じです。
このバッジは1956年に制定されたようです。
同年に税理士法が制定され、税理士業務を行おうとする者は税理士登録と
税理士会への入会が義務付けられました。
それを機に日本税理士会連合会は統一会員章、すなわ税理士バッジを制定したと
されています。
デザインの桜ですが、これは当時大蔵省がシンボルとして使用して
いたものらしいです。
言うまでもなく、税理士の管轄官庁は大蔵省の外局である国税庁です。
当時は税理士と国税庁が緊密な連携関係にあったことを示していますね。
税理士バッジの着用率ですが、若手ベテランを問わずおそらく低いと思います。
確定申告相談会で会場を見回しても、バッジをつけているのはちらりほらり...
実は私も全く人のことを言える立場ではありません。
日常の業務で付けていないのはもちろん、税務調査の立ち合いにはさすがに
付けようと思うものの忘れてしまうことも度々です。
申し訳ありません、以後重々気を付けます。
弁護士の皆さんは仕事中ちゃんとバッジをスーツに着用されていますね。
その都度違うスーツにつけるのは面倒じゃないのかな?
ところでバッジには通称名がついているものがあります。
一番かっこいいのは文句なしで検察官バッジ、通称「秋霜烈日」でしょう。
いっぽう、税理士バッジの通称名は聞いたことがありません。
確かにシンプルすぎて通称をつけにくいですが...
誰かかっこいい通称をつけてもらえませんか?