税理士試験13 科目合格制度

税理士試験ならではの特徴といえば、一番に「科目合格制度」を挙げることが出来るでしょう。「科目合格制度」とは、簡単に言えば「一度合格点をクリアした科目については、次回以降の受験を免除されるシステム」ということ。つまり、税理士試験の合格に必要な5科目を一度にパス出来なくても良く、むしろ“1科目ずつの積み重ねによって数年かけて資格取得を目指してもOK”ということになります。受験生にとっては、かなり理想的な制度であると言えますね。

 

税理士試験の場合、受験科目は全部で11科目ありますが、そのうちの5科目に合格する必要があります。それぞれの科目の合格率については多少のバラつきがあるものの、おおよそ10%前後のところで推移しているとされており、これらの難関科目を5科目クリアしなければならないのですから、最終的な合格への道のりは極めて困難です。しかしながら、この「科目合格制度」のおかげで、税理士試験においては仕事をしながらもしっかりと合格されている社会人の方がとても多いのが特徴となっています。

 

ちなみに、この「科目合格制度」については、税理士試験の他にも公認会計士などの資格試験で類似の制度が採用されています。会計士試験の場合、科目合格には最長で18ヶ月という有効期限が設定されていますが、税理士試験の場合には有効期限がありません。つまり、一度合格した科目については一生合格として扱われるということになります。合格までには何年費やしても良いというのが、税理士試験ならではの良さであると言えますね。

 

「科目合格制度」があるとはいえ、とある税理士専門雑誌によると、税理士試験受験者が合格までに要する期間は実に「8.6年」であることが明らかにされており、こうしたデータに税理士試験の壁の高さが垣間見られます。「科目合格制度」があるからこそ長期受験生が多くなってしまっている、とも言えなくはなさそうですが、それにしても社会人が仕事をしながら資格取得に9年弱もの歳月を費やすというのは、なかなか忍耐強くなければ出来ないことだと思います。

 

税理士試験は、「科目合格制制度」のおかげで社会人でも比較的挑戦しやすい資格試験であるとされています。しかしながら、依然、受験生にとっては高い壁であることは間違いないでしょう。しっかりと腰を据えて、なるべく短期間での資格取得を目指したいものです。

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