いざ「資格試験に挑戦しよう!」と意気込んでも、「気が付けば知らぬうちに出願期間が終了していた」なんて悲しい経験をされたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?税理士試験を始めとする国家試験の多くは、1年に1度しか受験のチャンスがありません。だからこそ、資格試験の受験を決めたなら、まずは出願期間や出願方法については抜かりなくチェックしておかれることをオススメいたします。それでは、税理士試験の出願方法について、詳しく見ていくことにしましょう。
税理士試験の出願期間は例年、5月中旬から下旬にかけてとなっています。希望する受験地を管轄する国税局(沖縄であれば沖縄国税事務所)に、受験者本人が郵送またはe-taxで出願します。
申し込みに先立ち、まずは受験案内や受験願書を入手する必要があります。これらの書類は、全国の国税局、沖縄国税事務所で直接受け取ることができますが、郵送で請求することも出来るようです。必要書類は4月中旬から配布されるので、ゆとりを持って早めに入手しておくのが良いでしょう。
税理士試験は、科目ごとに受験することが出来る試験です。受験科目にはそれぞれ選択する際のルールがありますので、事前に確認をしてから適切な科目を申請するようにしましょうね。国税庁のホームページでは、具体的に「受験科目数は免除申請科目と併せて会計学2科目以内、所得税法又は法人税法を含めた税法3科目以内の合計5科目以内」、「消費税法と酒税法はいずれか1科目の選択」、「住民税と事業税はいずれか1科目の選択」という3つの注意点を挙げています。出願の際には自分が受験する科目を間違いなく申し込めるよう、注意しながら必要書類を作成しましょう。また、受験申込科目数に応じた受験手数料は、収入印紙によって納めます。現金や振込みなどの方法ではありませんので、この点も注意が必要です。
その他、出願の際には、受験資格に応じた必要な提出書類を添えなければなりません。自分にはどんな書類が必要なのかを確認し、必ず出願期間に間に合うように揃えましょう。通常、卒業証明書や成績証明書などの発行には2週間程度の期間を要しますので、税理士試験の受験を決意したらすぐにでも母校に申請しておくと安心ですね。
税理士試験の出願方法について、初めて受験される方にとっては何かと戸惑うことも多いと思います。必要書類の手配などはとにかく“早め早め”の準備を心がけ、出願期間内にゆとりをもって申し込みが出来るようにしましょう。