「資格の大原」といえば、税理士試験対策の予備校の中ではかなりの評判の高い学校です。税理士試験の専門予備校を探している受験生であれば、きっと誰もが「大原はどうなの?」と注目するのではないでしょうか?
大手といわれている予備校でも、簡単にひとくくりに出来ないほど、カリキュラムや教材に差があるものです。
数ある予備校の中でも資格の大原ならではの特徴として挙げられるのは、「ポイントを絞った学習内容」「徐々にレベルアップを図っていくカリキュラム」といった点でしょうか。
学習内容については、確かに市販の参考書を見てみても、大原は他予備校と比較して分量が少ないという印象を受けます。
これは、出題実績に基づいた教材のスリム化によるもので、「受験生の負担減」と「確実に出題される箇所を的確に押さえる」といった意図があるようです。
税理士試験対策上必要な応用知識は、答練や模試などで補うことになり、インプットの段階ではあくまで最低限の知識を習得させるようになっています。
また、カリキュラムとして「まずは基礎を一巡し、ひと通りの学習が終えたら応用へ」という流れになっている点に特徴があります。
初学者にとってみれば取り組みやすい内容ではありますが、すでに何度か挑戦されている方にとって、当初は若干物足りない印象に感じられるかもしれません。