堺みらい通信 2019年4月号
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☆ ★ ☆ ★ 堺みらい通信 2019年4月号 ★ ☆ ★ ☆
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いつもお世話になっております、堺みらい税理士事務所です。 事務所通信の2019年4月号をお届けいたします。
【大商ビル二階への応接スペース移動について】
弊事務所は2013年より、現在の大商ビル三階フロアにおいて営業して参りましたが、先日より同ビルの二階フロアも新たに借り受け、応接スペースについてはそちらに移動させていただきました。
従いまして今後ご来所の際は、二階フロアまでお越し下さいますようお願い申し上げます。ノックなしでそのままお入りいただければ結構です。
なお、同時間帯に2件以上のお客様が重なる場合は、三階での打合せをお願いすることもございますので合わせてご了解下さい。
┃も┃く┃じ┃ ┗━┗━┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】消費税計算の基礎 〜赤字でも消費税がかかる理由とは〜 【2】働き方改革の適用開始について 【3】今月の税金と給料計算…4月・5月はここにご注意下さい ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】消費税計算の基礎 〜赤字でも消費税がかかる理由とは〜
10月からの消費税率引上げを前に、まずは消費税計算の基本をおさらいしておきましょう。
消費税はご存知の通り、「受取った消費税から、支払った消費税を差引いて納める」という仕組みです。 例えば、ある品物を10,800,000円で仕入れ、それを16,200,000円で販売した場合、納める消費税は1,200,000円−800,000円=400,000円になります。
極端な例えですが、品物を16,200,000円で仕入れ、同額の16,200,000円で販売した場合は、1,200,000円−1,200,000円=0円となり、基本的に消費税を納める必要はありません。
ところで、この支払う分の消費税ですが、実は「品物の仕入」だけではなく、外注費や交通費・家賃など、いわゆる諸経費のほとんども「仕入」として計算することが認められます(これらをまとめて「課税仕入」と言います)。
それでは赤字の会社について、(法人税はかからないのに)消費税が発生するケースが多いのはなぜでしょうか?
それは諸経費の中で最も金額が大きいもの、「人件費」については「課税仕入」として認められないためです。 ここで言う「人件費」には、社長の役員報酬、従業員の給料や賞与、社会保険料などが含まれます。
赤字の会社でも、人件費を全て経費から外して考えると、一定額の黒字になることがほとんどです。 大雑把な言い方をすれば、消費税は決算書の最終損益ではなく、そこに人件費を足し戻した金額に対して課税されます。
これが赤字の会社にも消費税が課税される理由なのです。
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【2】働き方改革の適用開始について
昨年10月の事務所通信に働き方改革関連法案についての記事を掲載しましたが、いよいよ4月からこの制度がスタートして事業者に対する規制が強化されます。
但し中小企業についてはまだ1年間、適用が猶予される部分もあります。 主な内容とその適用時期を、もう一度確認しておきましょう。
一、有給休暇の強制的付与 ・年間に5日、有給休暇を必ず取得させなければならない。 ・大企業、中小企業とも2019年4月から適用開始。
二、時間外労働(残業)の上限規制 ・原則月45時間、年360時間以内(特例として月100時間、年720時間以内) ・大企業は2019年4月から適用開始、中小企業は2020年4月から適用開始。
中小企業の場合、残業時間の上限についてはまだ1年間の猶予がありますが、1年はあっという間です。 困難なことではありますが、従業員の残業時間を何とか抑制できるように社内体制の見直しを急ぎ、来春に備えましょう。
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【3】4月・5月の税金と給料計算
○税金 ・振替納税を利用している個人の所得税の振替日 → 4月22日 ・振替納税を利用している個人の消費税の振替日 → 4月24日 ・自動車税および軽自動車税の納付 → 5月末日期限 ・固定資産税および都市計画税の第1期分の納付 → 5月末日期限
○給料計算 ・毎年4月は雇用保険料率の変更時期ですが、平成31年度は変更がなく、平成30年度と同じ料率が継続されます。従業員負担の料率は以下の通りです。 一般業種 3/1000 建設業種 4/1000
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◆あとがき
今秋のグランドオープンを目指して建設中のフェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)は、既に外構・内装工事が完成して、これからは主に舞台装置・音響装置の整備が行われる予定です。
そこで堺市は去る2月24日、オープンに先んじて市民が施設内を自由に見学できる竣工見学会を開催しましたが、何しろ弊事務所から徒歩5分の距離ですから、私ももちろん覗きに行ってきました。 当日は気持ちの良い晴天で2月にしては暖かく、なかなかの人出でしたが、それでも完成したばかりの広大な施設をゆっくり見学することができました。
大ホールの舞台にも上がることができたので、そこから客席(2,000席!)を仰ぎ見るとさすがの大迫力です。 あれほど大きな舞台に上がることはまずないと思いますので、大変貴重な体験になりました。
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