すべての書類が完成しましたので、各書類について最終的なチェックを行います。
当税理士事務所ではまず担当者が行い、次に所長が再度チェックを行います。
チェックリストの項目は以下の通りです。
○法人税申告書・地方税申告書総合
法人名・事業年度の再確認 + 基本情報部分(住所他)の確認
決算確定の日は定時株主総会開催日か、「年」に間違いはないか
整理番号(地方税は法人番号)を申告書原本および前期分控と突合
予定納税額を役所から送付された申告書原本と突合
法人税等の金額が決算書の損益に比較して不自然ではないか
税額控除や軽減税率の適用不適用は反映されているか
地方税の税率は正しいか(法人税額が一定額以上の場合は再度地方税の税率を確認したか)
地方法人特別税の課税標準は正しいか
還付がある場合は還付口座を入力したか
(繰欠がある場合) 別表七と六号別表九の数値は原則として一致しているか
○別表四
必要な調整が過不足なく行われているか(前期の申告書とも突合)
前期に翌期認容項目の調整があれば反対調整をしてあるか確認
○別表五(一)
前期申告書の④列差引合計額と当期申告書の①列差引合計額を突合
資本金の入力もれはないか(特に新設法人や増資があった場合)
○別表五(二)
①列(期首未納税額)が前期申告書の期末未納税額と一致しているか確認
③列(充当金取崩納付)が31欄/期首納税充当金と一致しているか確認
⑤列(当期損金経理額)+32欄/損金計上納税充当金が決算書の法人税等と一致しているか確認
⑥列(期末未納税額)+事業税・地特税当期確定分が決算書の未払法人税等と一致しているか確認
罰金や附帯税等は損金不算入の欄(25〜30欄)に入力しているか確認
○申告書と決算書の突合
申告書と決算書の法人名・事業年度を突合
別表四の1欄と損益計算書の当期純利益金額を突合
別表五(一)の繰越損益金と株主資本等変動計算書の繰越利益剰余金を突合
別表十一の各債権の期末残高とBSの各債権を突合
別表一五の交際費支出額と販管費内訳書の交際費等を突合
別表十六とBSの減価償却資産・繰延資産およびPLの各償却額を突合
○消費税申告書
法人名・事業年度の再確認 + 基本情報部分(住所他)の確認
還付がある場合は還付口座を入力し、添付明細書も作成したか
○決算書
法人名・事業年度の再確認
仮払消費税等・仮受消費税等その他、ないはずの科目が計上されていないか
貸倒関係科目のPLの表示箇所は正しいか
注記表の内容に誤りはないか
○内訳明細書
法人名・事業年度の再確認
各項目は金額順に並んでいるか
誤字脱字はないか
各科目の合計金額と決算報告書との突合
○納付書他
各申告書の税額欄から納付書へ転記する
転記後に税目・法人名・整理番号(法人番号)・事業年度・金額について、申告書と納付書を再度突合