すべての法人は決算日(事業年度末日)から2ヶ月以内に、税務署へ1年間の損益や税金を
報告しなければなりません。
その際提出する書類は大きく 「申告書」 「決算書」 「内訳書」 の3つの部分に分けることができます。
ほとんどの会社では税理士に依頼して作ってもらっているはずです。
税理士事務所から送付されたファイルがお手元にあれば見ていただけませんか?
一般的に「決算書」と呼ばれるのは次の言葉が書かれた数枚です。
・「決算報告書」というタイトルと貴社名が書かれた表紙
・貸借対照表
・損益計算書
・販売費および一般管理費明細
・製造原価報告書 (但しこれがあるのは製造業、メーカーだけです)
・株主資本等変動計算書
・注記表
「申告書」は右上に別表○○とか第○号様式と書かれており、通常はファイルの最初の方に綴ってあります。
「内訳書」は預貯金が各金融機関ごとにいくらあるとか、売掛金は各得意先ごとにいくらあるとか、
資産や負債のそれぞれの内訳を相手方ごとに並べてある資料です。見ればすぐにわかると思います。
なお、「申告書」 「決算書」 「内訳書」 すべてをまとめて「決算書」と呼ぶこともあります。
「決算書」というのは通称であって正式名称ではないのですが、世間でも、銀行員も税理士も、
ほとんどが「決算書」と呼んでいるので当サイトでも「決算書」で統一させていただきます。
第1問 融資を受けるためにはどんな書類を用意する必要がありますか?
第5問 法人の履歴事項全部証明書と印鑑証明について教えてください